先日紹介したThe Best Of Muddy Watersもそうでしたが、ローリング・ストーンズにしろ、さらにはビートルズでさえも、初めて耳にした瞬間、ナンだ、コレは!?と半ば条件反射的に、拒否反応を起こしたものです。
例1
The Best Of Muddy Watersで初めてマディ・ウォーターズを聞いた時
うわぁ・・・なにこれ・・・ストーンズのと全然違うじゃん・・・泥臭すぎてついていけない・・・
例2
初めてローリング・ストーンズを英国版ビッグ・ヒッツで聞いた時
なにこれ・・・音悪すぎ・・・「黒くぬれ」ってなに・・・
注)「黒く塗れ」ではなく「黒」「くぬれ」、つまり「くぬれ」という物か動物かがいると思ってしまった。
例3
小学生の時ビートルズを初めて某テレビ番組で見る
うーむ・・・こりゃ子供の聴く音楽じゃないな・・・オトナすぎる・・・(と、モンキーズの方に行く)
結論。ナンだ、コレは!?が大切なのです。
自分の中の琴線に触れるからこそ、反応が起こり、揺さぶられる。
自分の中に何もないなら、何事もなく通り過ぎるだけ、無関心でいるだけなのです。
そしてこの法則は音楽のみならず、私たちの日常経験の細部においても当てはまります。
出会いが一見マイナスに思えても、そこにはプラスの萌芽を孕んでいるのかもしれないのです。
拒否反応という出会いから行く年月が経った今、その出会いの時に抱いた反応と真逆の感情を抱きながら、また同じレコードを買ってしまう私が言うのだから間違いナシ。
Pain In My Heart(VOLT V-7230)
Side1
Pain In My Heart
Side2
Something Is Worrying Me
例4
初めてオーティス・レディングを初CD化されたワーナー版の「Pain In My Hert」で聞いた時
うわぁ・・・・以下省略。