Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(Super Deluxe Edition)を聴きながら新聞を読む。

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band ビートルズ
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「名盤」という言葉がありますが、これほど曖昧であてにならないものもありません。

「ナニ、名盤か・・・どれ、ひとつ聴いてみるかナ」とレコードを小脇に抱えホクホク顔で帰ってみたものの、いざ鳴らしてみると「ナンじゃこりゃァァ!?」とホクホクが慟哭へと豹変することが多々あるのです。

「名盤」=「素晴らしいアルバム」じゃなかったのか?と問いかけてみるも後の祭り。さらにはそれで終わればいいものの、ほとぼりが冷めた頃に同じ過ちを繰り返してしまう。

わかっちゃいるけどやめられない。こりゃシャクだった。これも人の性、「名盤」恐るべしなのです。

それはいいとして、「名盤」のサージェント・ペッパーズがリニューアル、しかもリミックスされたとうことで、早速聴いてみることにしました。

「1 +」「Eight Days A Week」「Hollywood Bowl」と来ているので、端から期待の「き」の字も抱いていませんでしたが、しかし、それを上回るガッカリ度に脱力感が半端なく、夏バテでもしたかと疑いたくなりました。

これを語り出すと延々ととりとめもない独り言が続きそうになるので詳細はまた別の機会に譲りますが、至極簡単にまとめるとすれば、ジャイルズ・マーティンはクラシックロックの扱いには向いていない、と言うことなのでしょう。これを言ってしまうと身も蓋もありませんが。

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そんなことはいいとして、「名盤」のペッパーズです。

このアルバムは「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ(I read the news today oh boy)」を聴くためにあるのではないでしょうか。

「A Day In The Life」ではありません。

「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」。その声色、サウンド、空気、そのほかすべてです。

「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」にたどり着くために、それまでの12曲があると言ってしまっていいのではないかとさえ思えてきます。

A Day In The Life (Take 1 With Hums)

このアルバムでポール・マッカートニーはジョン・レノンの倍、曲を書いています。

サージェント・ペッパーズというアイデアを思いついたのもポール。

ジャケットのコンセプトを一生懸命考えたのもポール。

A Day In The Lifeの間奏のオーケストレーションもポールのアイディアが元。

いや、そもそもこの曲、半分はポールが作っています。

それなのに、すっかり「サージェント・ペッパーズ」=「(ジョンの)ア・デイ・イン・ザ・ライフが入っているアルバム」なのです。

やはり、「ジョン・レノン」ということなのでしょうか。

周りがいくら騒いでいてもジョン・レノンが一言「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」と歌えばたちまち静かになるのです。ハハァと傅くのです。それまでの騒ぎが収まるのです。

言い換えれば「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」だけ聴いてもその魅力は正しく伝わってこない、やはりA面一曲目からの「騒ぎ」を、姿勢を正して注意深く聴いてこそ「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」の抒情が迫ってくる。

ここにこの「名盤」の、更に言えばビートルズの本質があるのでは。

ところで今回のデラックス・エディションには「A Day In the Life」が8テイク収められています。

そのうち3テイクはオーケストラパートなどのレコーディングセッションの一部抜粋ですが、他の5テイクで「あいれっざにゅぅとぅでいおぅぼーぅぃ」を聴くことができます。

これだけ収められただけでも有難いというべきところでしょうが、しかし一言いいたい。

たったこれだけで何を知れというのでしょうか?こんな中途半端な聞かせ方をして一体何を知ってほしいのでしょうか?

私には制作側の意図がまるで伝わってこないのです、何も考えていないということしか。

そろそろ独り言が始まりそうなので今日のところはこの辺で。

 

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